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樵談治要

こんばんは。

弁護士の宮本です。

弁護士の仕事って意外と皆さんに知られていないので,どのようなことが出来て,どのように相談すればいいかをお伝えするのは非常に重要なのではないか,と思っています。

広報活動について力をいれているのは,そのためです。

どんなに優れたものであっても,その事を知らなければ使うことも出来ません。

優れたものはどうかはさておき,皆さんが「こういう時には弁護士に相談すれば良いんだ」と思っていただけるようにしないといけないな,と思っています。

日弁連でも広報活動には取り組んでいまして,例えばDV被害については次のようなアニメーションを制作して,相談を促しています。

DVには保護命令を申し立てる,と言うのはわかりやすいのですが,なんとなく,それだけじゃないよな,と思ってしまいます。

DV被害者は,先ず身の安全を確保する,ということも重要ですが,住まいを確保する必要もありますし,生活費も手に入れなければなりません。

そうすると,保護命令で身の安全を確保したとしても,生活できるスペースや生活費がないと,結局は行き詰まってしまうことにもなりかねません。

ですので,相談にあたっては,できるだけ周辺のこと(シェルターのことや児童手当のこと,就労支援や公営住宅への入居などについて)もお話するようにしていますし,このような案内は欠くことのできないものだと思っています。

上記のアニメーションも,できれば弁護士はそういうことも考えているんだよ,ということも入れて欲しかったなぁ,と思う次第です。まぁ,時間に限りがあるので仕方ないかもしれませんが。

と,タイトルは一条兼良の本から取ってみました。

「相談しよう」と韻が踏めると思ってタイトルにしてみましたが,滑っている感じしかし無いですね。

それでは。

 

宮本

 

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