こんにちは。
弁護士の宮本です。
さて,職業柄よく書面を書くのですが,その際に段落ごとにナンバリングをします。
たとえば,「1 私の考え」,「2 あなたの考え」みたいな感じです。
この際,大項目→中項目→小項目と進んでいくに従って,ナンバリングも変えるのですが,これにも一定のルールが有り,大体の法曹はこれに従っていると思います。
これは
「第1 第2 第3…」
「1 2 3…」
「⑴ ⑵ ⑶…」
「ア イ ウ…」
「(ア) (イ) (ウ)…」
とナンバリングするものです。
⑴を,(1)とカッコと数字を組み合わせる派と特殊記号の「⑴」を使う派でも分かれるとは思います。
ナンバリングは読み手にわかりやすいように,ということでつけるもので,裁判所に出す資料などは読み手が裁判官なわけですから,無論共通の意識で書いてあったほうがわかりやすいと思います。
他方,書面にもナンバリングをすることもありまして,例えば「第1準備書面」などと,何番目の書面なのかをナンバリングします。
これも特段ルールが有るわけではなく,第1準備書面,と「第◯」とする派と準備書面⑴とあとに括弧書きする派閥に分かれます。
どちらを取るかは好みですし,ある意味きのこの山とたけのこの里どっちが好き,というレベルのものですね。
ちなみに私もこだわりがあるわけではなく,相手方と被らないようにだけしています。相手方が「第◯準備書面」で出してきたら,「準備書面◯」で出す,逆の場合は逆,という感じです。
特定できれば別になんだっていいんでしょうけどね。今度「準備書面First」とか「Final準備書面」で出してみましょうか。
「原告提出の準備書面ファーストによれば…」とか逆に混乱しますね。冗談です。
それでは
宮本