こんばんは。
弁護士の宮本です。
仙台地方裁判所は高等裁判所所在地ということで,来年から民事裁判IT化を開始する特定庁になっています。
民事裁判IT化とはどういうことか,というと,これまで紙ベース行われていた裁判手続を,ITやOnlineを利用して行う,というものです。
来年2月からはこの民事裁判IT化の初期段階であるPHASE1が始まります。
このPHASE1とはどういうことなのか,というと,現在の法律の下で,運用でできる点を変えていく,ということになります。具体的には弁論準備手続など,今まで電話で参加できた期日について,Onlineでできるようにする,というものです。ちなみにWindowsのTeamsというアプリを利用します。
先日のODRのエントリでもお話しましたが,ネットは現在生活の隅々まで入り込んでいますので,IT化は必然の流れなんでしょうね。
もっとも,IT化をすることは,それに対応できない人を置いていく,という懸念もあります。
こうした懸念については,当会(仙台弁護士会)も意見表明をしております。
便利になることとは,利用できない人を置いていく,という点もあり,格差を広げやしないか,というところは普遍的なジレンマなのかもしれません。
いずれにしても,まだまだ議論の余地はあるように思えます。
さて,タイトルは何でしょう。コピペでググった方は,IT化の波には乗れるのでしょうね。
それでは。
宮本