こんばんは。
弁護士の宮本です。
先日,第二東京弁護士会の紛争解決支援センターの会合に参加してきました。
今年のテーマは「ODR」です。
ODRはOnline Dispute Resolutionの略称で,オンラインで紛争を解決する仕組みのことです。
よく日本ではAIを用いた紛争解決のことと混同されがちですが,広い意味ではテレビ会議やSkype等を利用した紛争解決もODRの一種とされています。
今,現実には相当ネットが生活の奥深くにまで入り込んでおりますので,紛争解決についてもOnlineで解決していくのが時代の流れなのかな,と思っています。
Onlineの方が即応性があり,また,簡便ですので,紛争解決が非常に容易になりますよね。
こうした点ではODRはとても優れています。
他方で,人は紛争解決の結果だけではなく,その過程にも価値を見出すことがあり,その場合ODRはその要求に応えられるのかな,と言う思いはあります。
いずれにしろ,うまく付き合っていくことが必要です。
来年4月からは仙台の裁判所も特定庁として裁判のIT化が始まることですし,土壇場で慌てないようにしたいものです。
それでは。