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RHYTHM RED BEAT BLACK

連投で失礼します。
弁護士の宮本です。

普段あまり政治的なお話はしないのですが,少しTwitterで気になった投稿がありましたので,少しだけお話します。

引用は,ある議員のTweetです。

内容としては,さいたま市でコロナ陽性患者に届いた自宅療養での食糧支援が,不適切なものだ,というものです。

少し興味を持ってTweetに引用されている画像を見てみました。

この食糧支援の内容,本当によく考えられているな,というのが私の印象です。

まず,自宅療養,と言っても数日で終わるわけではなく,ある程度の時間を要するもの,ということは理解できると思います。

そうすると自宅療養者の状況も刻々と変化するのであって,熱にうなされる状況もあれば,少し寛解して落ち着いた状況,熱は引いて元気だけど,ウイルスが体内にあるので外出できない状況と変化していくのでしょう。

この状況変化を前提にすると,それぞれの状況で栄養摂取の方法が異なるのは当然です。

熱にうなされる状況であれば,調理して食事をする,というのは無理なので,ゼリータイプの食べ物や,カロリーメイトなどで栄養補給するでしょう。

少し寛解した状況であれば,お粥などがいいですよね。新型コロナは喉の炎症も伴うこともあるので,喉越しの良いうどんやパスタなどもいいかもしれません。スープなどで体を温めることも一つの方策です。

そして,熱が引いた状況になれば,普通のものが食べたくなります。食欲を増すのに,カレー(しかも刺激を抑えるために甘口をチョイス)も効果的と思います。

このように,刻々変化する自宅療養者のニーズに,さいたま市は,極めて細やかに対応していると思います。

上記のように刻々変化する自宅療養者の状況に合わせた食料だけではなく,野菜ジュースやツナ缶,フルーツグラノーラなどで栄養バランスも考慮し,さらには間食もできるよう,甘いお菓子やしょっぱいお煎餅も取り入れています。
さらに言えば,栄養価が高く,保存の効くものを選び,自宅療養者が,自分のタイミングで,必要なカロリーを摂取できるように配慮されています。
もっと言えば,味覚障害が報告されているコロナ患者でも味わえるよう,焼きそばや焼き鳥など味の濃いものをチョイスしています。

想像でしか言えませんが,同市の担当者は,これまでの自宅療養者のニーズをきめ細やかに聞き取り,そのニーズに応えるよう,最大限の配慮をした上でこの食料支援の品目を決めているのだと感じます。正直,私が選べ,と言われても,「ポカリを入れます」くらいしか思いつきません。それくらい,画像にある食料支援は,非の打ち所がありません。

コロナ禍は誰もが被害者になります。ただ,その中で,これ以上悲しむ人が出ないよう,必死に頑張っている人には最大限の賛辞が送られるべきと思います。
本件で引用されたさいたま市の対応は,まさにその一例であり,その活動を揶揄するTweetには,極めて強い違和感を感じたところです。

ここまで書いて,東日本大震災の際の石巻赤十字病院で「国難です」と言った場面を思い出しました。
コロナ禍も国難となりました。様々な政治的主張はあれど,手を取り合って国難にあたっていきたいものです。

深夜テンションのままに書いてみたので,お見苦しい点はご容赦ください。

それでは
宮本

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