こんばんわ。弁護士の宮本です。
突然ですが,呼び名であったり,敬称の付け方って非常に難しいですよね。
例えば,依頼者を呼ぶときに「〇〇さん」と呼ぶか,「〇〇様」と呼ぶかは分かれると思います。
話し言葉の時は「〇〇さん」と呼ぶにしても,書面だったりメールだったりする場合には,「〇〇様」と書く場合もあるでしょう。
また,最初の頃は「〇〇様」だったものが,時間が経つにつれて気心が知れてきて,「〇〇さん」になることもあるでしょう。
もっと打ち解けていけば,名前で呼んだりもするんですかね。ただ,私自身下の名前で依頼者を呼ぶことには大きな抵抗がありますけど。
同じ問題で,依頼者自身が士業の方だったり,医師だったりする場合に,「先生」と呼ぶかは微妙です。
依頼者の方からも「先生」と呼んでいただけるので,呼ぶときも「先生」,呼ばれる時も「先生」という「先生」のゲシュタルト崩壊状態になってしまいます。
同僚を呼ぶ時にも,呼び方は問題になりますね。
なんとなく,うちの事務所では,資格者は入った順に上の人には「先生」をつけて呼んで,下の人には「〇〇さん」または「〇〇くん」で呼ぶような気がします。
ちなみに私はちょうど真ん中なので,田子弁護士は「田子先生」と呼んで(まあ、田子先生は大学の先生ですので,その名残かもしれませんが…),原弁護士は「原さん」と呼んでいます。
また,グループの他士業は,なんとなく「〇〇さん」と呼んでますね。あまり深い意味は無いのですが。
では,裁判官や検察官にはどう呼んでいるかといえば,とりあえず「裁判官」と「検事」と呼べばいいと思っています。名前の知っている裁判官,検事であれば,「〇〇裁判官(検事)」と呼びますね。
修習生の時には,「裁判官はさん付けで呼びましょう。」と有り難い教えを頂いたものですが。
最後に弁護士同士は本当に単純で,互いに「先生」と呼びあう泥仕合です。またまたゲシュタルト崩壊ですね。
書面もこっちが「当職」であっちが「貴職」です。
なんとなく単純で面白みもないですが,結構初対面の先生と会うことがありますので,呼び名を考えなくていいシステムは合理的なのかもしれません。
それではまた。