こんばんは
弁護士の宮本です。
さて,先週末には非常勤裁判官の全国連絡協議会に参加してきました。
今年の9月で任期は終了したのですが,お世話になっている仙台の先生が実行委員会にいらっしゃって,「何か話して」と言われれば,即答でお受けしないわけには行かないですよね。
些少ではあるのですが,私の経験をお話してまいりました
各地の非常勤裁判官も参加されていて,各地の運用もお聞きすることができました。
各地とも色々工夫されている様子を聞くことができ,非常に有意義な会議でした。
さて,今回のタイトルも曲の歌詞です。
有名な曲ですのでおわかりになると思いますが,先日KANさんの訃報に接しました。
子どもの頃から大好きで,それこそCDは擦り切れるくらいに聞いていました。
世間的には「愛は勝つ」が有名ではありますが,それだけに収まらない素晴らしい曲を沢山歌われています。
「愛は勝つ」だけ聞いていたら本当にもったいないですよ。
そのKANさんですが,縁あって2010年のARABAKIにもお越しいただき,ステージを聴くことができました。
ですが,その際はリードチューンである「愛は勝つ」を演奏されなかったんです。
別の曲も十分に魅力的であり,とても楽しめたステージでした。
時は流れてKANさんは2019年のARABAKIにもお越しいただきました。
そのステージではたしか4,5曲目だったと思いますが,「愛は勝つ」を演奏されたんですよ。
本当に曲を聞いて自然に涙が出たのはその時だけだったと思います。
昔聞いていた,ということはあるのですが,2010年に聞けなかったというのが自分の中で引っかかっていたんでしょう。
9年待って聞いたその曲は,私の人生に新しい色を加えてくれました。
そんな稀有な音楽家が失われてしまったことが残念でなりません。
「永遠」の優しさも,「東京ライフ」の寂寥感も,「よければ一緒に」の軽妙さも,「めずらしい人生」のニヒリズムも,彼の残した曲は,多彩な色に溢れていると思います。
これらの曲に出会えたことは人生の宝です。
いただいた言葉を胸に,これからも頑張りたいと思います。
遠ければ遠いほど勝ちとる喜びはきっと大きいと思いますので。
ではでは
宮本