こんにちは
弁護士の宮本です。
今日は私の所属する日弁連良性の平等に関する委員会で、毎年行っているシンポジウムの日です。
昨年はなぜか実行委員長でしたので、直前まで本当にバタバタしていたのですが、今年は参加側なので、少し落ち着いております。
とはいえ、午前中は両性の委員会があるので、ダラダラしている訳では無いのですが。
今年のシンポジウムは「セクハラの慰謝料はなぜ低い?―慰謝料額から現代日本のセクハラを考える―」というものです。
懲罰的な損害賠償制度を設けていない日本では、慰謝料はすなわち「精神的苦痛」を金銭的に評価したものです。
日本では特にハラスメントに関する慰謝料額が低いことが指摘されており、この点に関する問題提起と、あるべき賠償額等についてお話をするものです。
精神的苦痛を金銭的に評価するということは本当に難しいのですが、金銭的評価というものは「社会的な評価」ともつながる気がします。
例えば、社会的に問題である(と思われている)行為については、重い金銭的評価であり、そうではないものについては軽く扱われている気がします。
その意味で、セクハラが問題であること自体は社会的に共有されつつあるのですが、「そうはいってもコミュニケーションだし」、「被害者にも落ち度があるのではないか」といったアンコンシャスな意識もあるんじゃないか、と思っています。
このようなところは社会意識の変化なので、かなり難しいと思うのですが、少しづつ変えるきっかけにシンポがなればいいな、と思いました。
まずは参加して、後で感想など記載したいと思います
それでは
宮本