こんばんは。
弁護士の宮本です。
深夜の更新で申し訳ないです。
我々の仕事は紛争に関係することが多く,紛争の渦中の方の相談に乗ることもかなりあります。
弁護士として,「こういう事ができる」,「こうしたら良い」ということは提案できるのですが,本人の意思に反して何かができるわけではありません。
どんなに辛い境遇にいる人でも,「助けてほしい」と思ってくれないと,助けることはできないのが原則です。
もちろん,例えば車に轢かれそうな人がいれば,「助けていいですか?」と聞く前に手を引くのだと思いますが,「こうすることもできますよ」と提案し,それでも「考えます」と言う人に対し,あなたの考えは間違っていて,考えるまでもなくあなたは助かるべきだ,ということはなかなか難しいと思っています。
手を伸ばしてくれなければ,手を引いて救うこともできないのは,たまに心苦しいときもあります。
それでも,それでも,手を伸ばしてくれるように,こちらも頑張りたいと思っています。
今日(昨日)はとても悲しいニュースを聞いたので,少し感傷的です。
皆様に新しい朝が訪れますように。
それでは
宮本