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こんばんは。

弁護士の宮本です。

今年も3月11日を迎えました。

東北、仙台に住むものとして、この日付には特別な思いを抱いています。

あの日のことは、私も忘れられないと思います。

また、私たちの仕事は過去に学ぶことが多い仕事でもあります。判例など、過去の裁判でこのように判断された、ということが大きな基準になったりします。

ですので、過去のことにきちんと向き合うことの大切さは十分に分かっているつもりです。

他方で、本日は、日弁連会長選挙の再投票の日でもあります。

未来の私たちのことを決める選挙が、この日付になるというのも少し因縁めいたものを感じます。

忘れえぬ過去は受け止め、それを糧に前に進めたら、という思いを新たにしたところです。

それでは。

 

宮本

 

訪れる春の花の芽の息吹に似た

こんばんは。弁護士の宮本です。

さて、昨日東京医大の裁判のうち、先行していた消費者機構日本が原告となった裁判の判決がありました。

内容としては、主位的(一番優先する、という意味です)請求である、受験料の返還義務を認めた判決でした。

他方で、受験に伴う交通費や宿泊費についての返還義務は否定しました。

私の所属する弁護団の事件にも大きく影響するのではないかと思っています。

この判決に対する感想を少し。

というより、私はこれは当然のことだと思うのですが、女性の受験生のみ得点調整をすることが、憲法14条1項や大学設置基準2の2の趣旨に反し、全受験生との関係で違法である疑いが極めて強い、としています。

きちんと憲法14条を引いて、この得点調整を行うことが、憲法に違反するものである、ということを指摘していることは非常に重要です。

また、出願者が試験が平等原則を尊重しており、試験自体が多様性に配慮し、公正かつ妥当な方法で行われることを期待していること、そしてこの期待は法的に保護されるとしています。これも当然ですよね。自分が試験で出した結果は、公正かつ妥当に採点されると思うから、皆必死に受験に取り組むのだと思います。

そして判決はこのような性別による調整があることが分かれば、そもそも受験の選択肢から外すことが合理的としています。

努力は報われる。そんなことばかりではないことは十分に知っているつもりです。

ただ、努力が報われない仕組みになっている世界ほど、残酷なものはないと思っています。

ですので、高い志を持って努力しようとする子どもたちがこの社会に絶望しないようにしたいと思っています。

昨日から移動があったり司会をしたりと少し体を酷使したのですが、これくらいは書く余力が残っていました。

春も近い今日この頃です。

それでは。

 

宮本

 

異常空間Z

こんばんは。弁護士の宮本です。

先日に引き続いてコロナ問題ですが,ついに私の住む仙台でも感染された方がでました。あるクルーズ船に乗船された方ということで,一日も早い回復をお祈りいたします。

新型コロナでは,首相から学校の休学要請が出たのと,イベントについても自粛要請が出されました。

これを受け,一定のイベントについては軒並み中止または延期になっています。

先日のエントリでもおわかりの通り,先週22日にNUMBER GIRLというバンドのLIVEを見てきました。

今週,そのバンドのツアー最終公演がZepp東京であったのですが,上記要請を受け,無観客でのLIVEになったようです。

それだけだと「あ~」という感じなのですが,それをライブ配信するということになりました。

控えめに言って最高です。

まさか,自宅で,酒を飲みながら,ナンバガのLIVEが見れる日が来るとは思いませんでした。

森山未來も出てくるし。

何でも発想の転換なのだと思います。LIVEができない,損失だ,と思う人もいれば,これを機にライブを配信し,新たなファンを獲得し,オールドファンを引きつける。

私もそんなことをしてみたいものです。桃色作戦と名付けましょうか。

なんだかとりとめないですが。

それでは

宮本

16小節の旅の始まり

こんにちは。

弁護士の宮本です。

皆様報道等でご承知の通り、現在新型コロナウイルスによる感染が拡大しており、各種イベントが中止・延期になっております。

3月の初めに、私が所属する日弁連の委員会で開催するシンポジウムも延期になりました。

我々にできることは、まずは自分自身感染しないように予防(手洗いやうがい、マスクの着用など)すること、正しい情報得て対応することでしょうね。

事態が一刻も早く終息することと、発症している方の回復をお祈り申し上げます。

それでは

宮本

女将さん,おかわり

こんばんは。
弁護士の宮本です。

いきなりよくわからないタイトルですみません。
現在,日本の弁護士が所属している日本弁護士連合会では,2020年~2021年の会長を選出する会長選挙を行っております。

この選挙は,当初2月7日に投票が行われたのですが,当選要件を満たした候補者がおらず,得票上位の2者による再選挙になりました。

当選要件とは①最多得票,②3分の1以上の単位会(各都道府県等にある弁護士会です)で最多得票を獲得というものです。
単位会は全国で52会あります(東京は3つありますし,北海道は各地で単位会が異なります)ので,その3分の1以上,ということになると,18単位会で最多得票である必要があります。

最初の投票では,第二東京弁護士会の山岸候補が最多得票だったのですが,最多得票を獲得したのは14単位会に留まり,上記②の要件を満たしませんでした。

当会の荒候補は得票こそ山岸候補に及ばなかったものの,28単位会で最多得票を獲得し,2者による決選投票が行われることとなりました。なのでおかわりですね。みなみけじゃないですよ。

これまで日弁連ではほぼ東京,大阪からしか(兵庫から出たことはありますが)会長は出ていません。

それがなぜなのか,というと様々な理由はあり,一つで言い尽くせるものではないと思います。

また,東京,大阪からしか出ていない,ということは,当然に地方から出す必要になる,ということには帰結しません。
なるべき人がなることが一番と思いますし,その人が地方なのか,都市部なのかなどは些末なことなのでしょう。
なので,なるべきと考えた人を応援すべきと思いますし,それが選挙の全てなんだと思います。

歯切れが悪いのは,色々禁則事項があるということでご容赦ください。

先日,NUMBER GIRLのLiveに行きまして,最後に透明少女をもう一度やってくれました。
こういうおかわりなら全然ウェルカムなんですが。

それでは。

宮本

 

 

窓の外は南風

こんにちは。

弁護士の宮本です。

昨日,仙台会で離婚事件研修があり,「子どもの引渡し」について講義をさせていただきました。

今回,民事執行法が改正になり,「子の引渡し」の強制執行手続について,明文で定められる事となりました。

これまでは「動産」執行に準じて行われて(ということは,モノと同じに考えられてきた,ということです。空恐ろしいですね。)きたのですが,「人の引渡し」という特性に着目した手続規定になっています。

子の引渡し手続については,民事執行法に先行して,「ハーグ条約実施法」という法律が定めていました。これは,国際間の子どもの引渡しに関するハーグ条約を実施するために整備された国内法です。

今回は改正段階から結構意見が出まして,例えば執行場所は限るべきとか,監護している親がいるときじゃないと執行できないようにするとか,喧々諤々に話しあわれたところでもあります。

ともあれ,2020年4月1日から施行されますので,今後事案の蓄積が待たれるところです。

この民事執行法の改正では,もう一つ「第三者機関からの情報取得」というかなり大きな改正も含んでいて,実務に影響のあるところです。

このあたりはまたの機会にお話できると思います。

子どもの引渡しは立法があったのですが,今後,ペットの引渡しとか需要がありそうとか思ってます。

同時存在の原則とかはいらないのでしょうが。

それでは。

 

宮本

 

瀬音ゆかしき

こんばんは。

弁護士の宮本です。

新年の更新が遅くなってしまいました。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

さて,今年は法曹業界的には「IT」が大きな話題の一つでして,2月から特定庁(主には高裁所在地の地方裁判所)で,裁判手続にITが導入されます。

まず始めに「フェーズ1」ということで,期日をウェブ会議でやり始めることになっています。

無論これは双方に代理人がついている事件で,すべての事件ではありません。

今日(日付的には昨日ですが)2件裁判があったのですが(1件は仙台地裁,もう1件は名古屋地裁),いずれも次回はウェブ会議で行うことになりました。

MicrosoftのTeamsというソフトを使用するのですが,新しいことにも少しずつ慣れていかないといけないですね。

今年は民事執行法も変わりますし,民法もいよいよ本格的に変わっていきます。

変わるべきもの,変えてはいけないもの,それぞれ見極めが重要ということで。

宗さんの曲は時が経っても色あせませんが。

 

宮本

 

謝謝🍆

こんばんは。

弁護士の宮本です。

本年も残すところあと2時間足らずになりました。

今年も皆様のお力添えのおかげで何とか過ごすことができました。

感謝申し上げます。

今年はいろいろ新しいことに挑戦した一年でした。

来るべき新年が皆様にとって祝福に溢れたものになりますように。

一年後、笑って「いい一年だった」と紅白を見れるようにしたいものです。

今日泉ヶ岳の頂上から見た日の出がきれいだったので、なんとなく頑張れるような気がします。

それでは。

 

宮本

 

後はどうにかなるさ

こんばんは。

弁護士の宮本です。

さて,今日は刑事事件のお話です。

先日,一審の裁判員裁判で死刑が出た事件で,高裁で無期懲役,その後最高裁でも原審維持という事件がありました。

判決文はここから確認することができます。

裁判員が死刑と認めた事件に関して,高裁で無期懲役になり,最高裁でもそれを維持する事件というのは,複数件あると思います。

そうなると,やはり市民感情を反映した裁判員裁判とはなんぞや,という意見が出るのもそのとおりですよね。

法曹からすると,行為したことを責められるのは,行為当時,事実を認識し,止めることもできたのにあえて行ったことに対する非難であると考えています。

だから,行為当時,事実をきちんと認識できていたか,自分の行動をきちんと制御できる状況だったか,ということは非常に重要だと考えています。

なぜなら,自分の行動を認識できていなかったり,自分の行動を制御できなかったとすれば,その行為を行ったことを責められないからです。

上記の最高裁判例では,覚せい剤の作用によってなかなか自分の行動を制御できなかったとする考えているようです。

無論,自分が制御不能になることを利用しようと思って覚せい剤を使用した場合には別の考え方があります。これを「原因において自由な行為」とか言ったりします。わからない方は知り合いの法学部生に聞くと,喜んで教えてくれますよ。

本件では最高裁は「死刑が究極の刑罰であり,その適用は慎重に行わなければならないという観点及び公平性の確保の観点」という点から無期懲役を選択しています(というか原審を支持しています。)。

前者はそのとおりなのですが,後者はつまり,これまでの判例法理に照らして,情状の余地がある以上,死刑は厳しすぎるということです。

裁判員の判断をひっくり返したところだけがピックアップされると,なんだか法曹としてはモヤモヤしたりするのです。

折しも,6人殺傷の熊谷の事件でも,死刑とした地裁判決を高裁が無期懲役にしたみたいで。

裁判官も悩んだりする,ということも少しは思い出してあげてください。

それでは。

 

宮本

 

外は濃藍色のたなばたの夜

こんばんは。

弁護士の宮本です。

仙台地方裁判所は高等裁判所所在地ということで,来年から民事裁判IT化を開始する特定庁になっています。

民事裁判IT化とはどういうことか,というと,これまで紙ベース行われていた裁判手続を,ITやOnlineを利用して行う,というものです。

来年2月からはこの民事裁判IT化の初期段階であるPHASE1が始まります。

このPHASE1とはどういうことなのか,というと,現在の法律の下で,運用でできる点を変えていく,ということになります。具体的には弁論準備手続など,今まで電話で参加できた期日について,Onlineでできるようにする,というものです。ちなみにWindowsのTeamsというアプリを利用します。

先日のODRのエントリでもお話しましたが,ネットは現在生活の隅々まで入り込んでいますので,IT化は必然の流れなんでしょうね。

もっとも,IT化をすることは,それに対応できない人を置いていく,という懸念もあります。

こうした懸念については,当会(仙台弁護士会)も意見表明をしております。

便利になることとは,利用できない人を置いていく,という点もあり,格差を広げやしないか,というところは普遍的なジレンマなのかもしれません。

いずれにしても,まだまだ議論の余地はあるように思えます。

さて,タイトルは何でしょう。コピペでググった方は,IT化の波には乗れるのでしょうね。

 

それでは。

 

宮本