highfield-law

Published: 154 articles

それぞれの実がたわわなればと

こんばんは
少し間が空いてしまいました。
弁護士の宮本です。

さて,先週ですが,弁護団の事件で一つ判決がありました。
詳しい内容については,報道にありますし,弁護団としての意見も記載していますので,こちらをご参照ください。

本件は順天堂大学のもので,違う大学の事件もまだ継続していますが,まずはきちんと「性に関する差別であること」,「大学選択に関する意思決定の自由を侵害したこと」を認定したのは評価できるところだと思いますし,私個人としても,そのとおり,という判旨の展開でした。

合否の有無に関わらず,慰謝料を認めている点は,「原告になっていない全女性受験生にも賠償を認めるべき」ということにもつながりますよね。
いずれにしろ,「公平に審査する」ということを大前提に,全受験生が努力してきたことを,少なからず裏切っていること,それがなんの根拠もない性というファクターに基づくものであることをきちんと考えていただけたのは,とても良かったと思います。

どんな世界が残酷か,って,行った努力が報われない世界だと思います。
頑張れば,明日は,来月は,来年は結果が出る,実を結ぶ,だから頑張ろうと思うんですよね。
ましてや,まだ受験期の人たちです。その人達に努力とは無関係のことで,挫折を味あわせることは,あってはならないのだと思います。
なので,弁護団として一定の結果が出たのは喜ばしいと思いますし,世界に向かって,「それはだめだ」という発信になれば良いと思っています。
頑張れば,きっと実を結ぶ,そう言ってあげられる大人になりたいものです。

大人たちも皆昔はそういう時期があったんだと思うんですけどね。
大きくなると,つい忘れてしまうんでしょう。
カロリーメイトのCMを見て思い出してほしいものです。

それでは
宮本

to carry love, to carry children of our own

こんばんは
弁護士の宮本です。

さて,シンポジウムより数週間が過ぎまして,今年度も明日を残すのみになりました。
シンポまでが忙しいと言ってたのに,どうした,というお方がいらっしゃるかもしれませんが,色々ありましてですね…。
そこは察していただけますと幸いです。

さて,少しほとぼりも冷めたので,今日から何回かに分けてシンポジウムのことについて書いてみたいと思います。

シンポジウムは「離別後の子の養育を考える~英国司法省報告書を元に~」と題されているように,英国の司法省が発表したHarm Reprtを紹介し,そこで指摘されている問題点が日本でも妥当しないか,するとしてどういう事を考えていかなければならないか,ということをディスカッションするものです。

英国司法省のReportはこのサイトで公開されているので,英語に堪能な方は読んでみられるといいと思います。
日本語訳もありますので,こちらは検索で探してみてください。

このReportは,裁判所の面会交流等のオーダーによる危害等の問題について,司法省としてまとめたものです。
Reportでは離別後に,別居親が子どもに関与することと,それに伴う危険や問題点を指摘しています。
ではなぜそのような問題が起きるのか,ということについて,全編を貫くキーワードとして,①当事者主義的構造,②プロコンタクトカルチャー,③リソースの欠如,,④サイロワーキングとを上げています。
うん,初見だと何言ってるかわからないですよね。
とりあえず,今日はこの中で②プロコンタクトカルチャーについてお話します。

英国で言うプロコンタクトカルチャーというのは,「離別後も,別居親が子に関わることは子のためになるし,できるだけ関わることが望ましい」という考えです。
これ「カルチャー」っていうように,文化なんです。何か科学的な根拠があるわけではなく,「両親が子どもに関わった方が子どものためである」という何となく漠とした考え方です。
日本でも「面会交流原則実施論」などで存在していると思います。
で,これがなぜ問題点として指摘されているか,というと,「関わったほうがいい」というのが出発点なので,「関わるかどうか」をすっ飛ばして,「どう関わるか」から議論が始まってしまうことだと思います。
家族の有り様は千差万別であり,別居親が子どもに関わったほうがいいケースもあれば,そうではないケースもあります。
上記のような「どう関わるか」から議論が始まってしまうと,関わらないほうがいいケースでも,子どもを置き去りにして議論が進んでしまうことがある,ということになると思います。

これは私の個人的感想ですが,「双方の親の関係が良好である」場合には,双方の親が子に関わることは,子のためになるケースが多い気がします。
その反意として,「双方の親の関係が良好ではない」場合には,双方の親が子に関わることは子にためになるとは限らないと思います。
このように,違うケースが有ることを考慮に入れず「関わったほうがいい」という文化があることが問題なのでは,という指摘だと理解しています。

離婚の紛争になっている際には,上記のケースのうち,後者が当てはまりますから,別居親が子に関わることが,必ずしもいい結果をもたらさないケースですよね。
そのことを考慮せずに,面会交流を実施することは,誰の,なんの利益のためなのかな,と思ったりします。

そして,同居親にも,「夫婦は別れてしまったけど,子のためには協力すべき」って,そんな簡単に言えるんでしょうかね。
少なくとも,割り切れる人は多くはないと思います。
だって,別居親は会うだけなんですよ。
普段の子どもの朝食の準備や,服の洗濯,学校とのやり取り,その他頑張っている人に,諸々すっ飛ばして,会って「子に愛情注いでる」と言わんばかりの人に協力しろって,それが子のためだって言えるんでしょうかね。
家中のゴミ箱からゴミを集めて,生ゴミは水気を切って,分別してないゴミは分別して,袋を縛って玄関に置いておいて,それで,その誰かが置いたゴミ袋を玄関から集積場に持っていって「私は家事はごみ捨てをしてます」って言っている人に,協力しろってのは残酷なんだと思います。

シンポジウムの高尚さとはかけ離れた,下世話な話になってしまいました。

タイトルはEd Sheeranの「Perfect」という曲の歌詞です。
愛する相手がいて,その延長線上に愛する相手との間にできた子の養育があるんだと思います。その前提が崩れたところで,それを強制するのは,不幸しか産まないんじゃないかと思う次第です。

あまり上手いことは言えないので,詳しくは小魚さんのTwitterをご参照ください

それでは
宮本

草木は緑花は咲き誇り

こんばんは
弁護士の宮本です。

かなりご無沙汰の投稿になってしまいました。
年明け辺りからシンポジウムの用意で忙殺されてしまいました。反省しきりです。

そんなこんなで用意をしていたシンポジウムが週末に開催されます。
既に参加は締め切ってしまったのですが,色々紆余曲折があってですね・・・

とりあえず,まだもう少しだけやることは残っているので,今日のところは疲れた体でワンドリンクと行きましょう。
無事に終わることだけを願っております。

それでは

 

宮本

神様あなたは純粋な心を持っていますか

こんばんは
弁護士の宮本です。

さて,今日から師走です。
よく見たら2つ前のエントリでは「もう11月です」と書いてまして,あまり更新もないままに「もう12月です」と言わざるを得ないのは大いに不本意です。
ええ,ガストロンジャーですね。

さて,前にもお話しましたが,今,来年3月のシンポジウムの準備でかなりてんやわんやです。
かなり意見の割れるテーマだと思っていまして,それなりの調整などが必要で,関係各所と調整をしているところです。
少しめんどいところですが,根回しの重要性など認識しております。関係各所でお話ができる人ができたのは,これまでの成果だと思うと,なんだかこれまでの積み重ねが報われる気がして良いですね,

さて,これも前に言いましたが,何でも自分の意見をきちんと表明できるのは重要なことと思います。
反面で,自分の意見を明らかにすることは,自分の立場を表明することであり,それを他者にも認識させる,ということです。
体は服を纒えば隠せますが,意見は一度表明すればそれを隠すのは難しいです。
今は情報が高度に流通しますので,意見を表明した場合に,それを隠す難しさは,以前より格段に上がっていると思います。

それでもなお,自分の意見を持ち,それを他の意見を持つ人と協議をし,より良い方向に向けて進めていく,という作業は必要なのだと思っています。
一人で考えることには限界がありますので,やはり多くの意見を集め,その中で議論すべきなのだと思います。

一番いけないのは一人でいること,と栄おばあちゃんも言っていますしね。

そんな師走の始まりですが,2021年の残りも頑張って駆け抜けたいと思います。

それでは

 

宮本

何処へと鳥は鳴き

こんばんは。
弁護士の宮本です。

さて,今年もまた一つ歳をとってしまいました。
一つ一つ精進を重ねたいものです。

ここまで年は取りましたが,昔からの友人というのも少ないながらにいるものです。

保育所からの付き合いなので,もう…何年とか言っている場合ではないですね。
中学校までは一緒で,その後高校からは別々の道を進んだのですが,今でも会えば他愛のない話で時間の過ぎるのも忘れてしまいます。

特に仲の良い友人には面白い共通点があって,皆,同じ夢を見たことがあるんですよ。
全員夏祭り好きでして,中学校からずっと地元のお祭でお神輿を担いでいるのですね。

そのお祭りの日に,他の友人を,自宅まで迎えに行く,と言う夢です。
友人Aは友人Bの家に,友人Bは私の家に,私は友人Aの家に迎えに行く,という夢です。
それで,それぞれ友人を迎えて,神社の前で全員で合流して,お神輿を担ぐ,というところまで一緒です。

何だか奇妙だな,と思うと同時に,そんな友人を持てたことが得難いな,と思う次第です。
そんなベースがあるから,今色々迷っても頑張れるとも思います。
コロナでなかなか会う機会もないのですが,早く気兼ねなく神輿を担げる日が来ることを願わずにはいられません。

その時まで,少なくとも神輿を担げる体力だけは維持しよう,と思ったりしています。

それでは

 

宮本

 

When the working day is done

こんばんは。
弁護士の宮本です。

早いものでもう11月です。
そんな記載しかしていませんね。

新型コロナウイルス感染症も少しずつ落ち着いてきたようで,感染者,療養者の数も漸減しています。
このまま落ち着いてもらいたいですね。

いろいろな委員会活動をしていることは前にも書いたのですが,このところその忙しさが輪をかけて来ているような気がしてなりません。
それぞれ非常に面白い活動ではあるのですが,なんだかキャパシティを超えている気がしてなりません。

とりあえず今月は,会のLGBTQの研修の講師を担当することとなりました。
来月は来月で,調停協会の研修を担当することとなっています。

再来月は…あ,もう違う研修の時期です。

なんだか休まらないところですが,忙しい日々を切り抜けた先には,きっと楽しげなことが待っていると思って,頑張ることとします。

タイトルはシンディ・ローパーですね。
この曲(Girls Just Want to Have Fun)のイントロは,とてもワクワクした気にさせてくれます。

日々の仕事もワクワクしながらしていきたいものです

それでは
宮本

めくりめくる

こんばんは。
弁護士の宮本です。

10月に入ったと思ったらもう半分過ぎてるんですね。早いものです。最近光陰矢の如しという諺をひしひしと感じています。

おかげさまで調停官も再任されまして,任期が2年伸びました。
それに合わせて12月には講演を担当しなきゃならないらしく,今から戦々恐々です。

季節は進み,また同じ季節は来るのですが,毎年違っていて,それぞれに趣が感じられるところです。

願わくば次の任期も実り多きものであるように。

何だか独り言のようなエントリですが,平にご容赦ください。

それでは

 

宮本

生憎も僕たちは低速の毎日で

こんばんは。
弁護士の宮本です。

今週は何かと忙しく,色々動いておりました。
蔓延防止等重点措置が解除され,徐々に人の流れも戻りつつありますので,忙しくなるのは良いことなのでしょうか。

今年の前期は結構補助金などがあったようで,倒産件数は減少傾向のようです。
もっとも,これから補助金が削減されていきますので,需要が回復しない業種では,徐々に行き詰まっていく事も考えられます。

新型コロナウイルスの影響で支払いが難しくなっている場合には,「自然災害被災者債務整理ガイドライン」が利用できる場合があります。
破産と違って,財産も残せますし,手続には登録弁護士が関与することになります。

特定調停を利用することにはなりますが,新型コロナの関係で資金繰りに困っている方はご検討いただけると良いと思います。

詳しくはこちらのリンクをご確認ください。

何だか宣伝みたいになってしまいましたが,私も登録専門家なので,平にご容赦ください。

それでは。

宮本

Vitaminize me

こんばんは。
弁護士の宮本です。

さて,今日,2回めのワクチン接種を受けてきました。
なんだか1回目よりひとが少なかったのか,1回目よりもかなりスムーズに運び,16時からの予約のはずが16時01分には接種が完了している,というよくわからないスピードでした。

今の所副反応はありませんが,巷の皆さんのお話ですと,翌日あたりから出てくることもあるみたいですので,今は解熱剤を用意して戦々恐々としています。

一応,明後日は仕事の予定があるので,あまり副反応が出ないよう,祈るばかりです。

宮城県の新型コロナウイルス感染症の新規感染者も数も減少傾向ですので,このまま落ち着いてくれることを願うばかりです。

そんなエントリを,ポテトチップス片手に書いておりました。

それでは。

宮本

Let Us Cling Together

こんばんわ。
弁護士の宮本です。
今日もとりとめのないエントリで恐縮です。

さて,今日は少し忙しい一日で,少し疲弊したものですから自宅に帰ってからAmazonPrimeで映画を流しながら見てました。
何だかシンデレラがミュージカル風になったということで見てみたのですが,カミラ・カベロは流石の歌唱力でした。個人的には王子の妹役のタルーラ・グレイヴがいい感じです。

ミュージカル風,ということでしたが,曲が刺さります。
QueenやらMadonnaやらThe White StripesやらEd Sheeranやらで,馴染みのある曲がわんさか出てきます。

特に3人で歌うMaterial Girl(Madonna)は良かったです。かなり癒やされました。

さて,少し宣伝になりますが,先日日弁連の会報である「自由と正義」の2021年9月号に寄稿させていただきました。
今日の題名はそのタイトルです。

世間的にはQueenの曲のタイトルなのでしょうが,私としてはタクティクス・オウガの副題の方がしっくり来るのです。
無駄に死者の宮殿を2回周回していません。

無駄口が過ぎました。
それでは。

 

宮本