こんばんは
弁護士の宮本です。
このところ全国的に物騒な事件が多いですね。
関東では連続して強盗被害が発生しており,組織的な犯行であること,実行役はSNS等を通じて募集しているということのようです。
まず,強盗はもちろん犯罪なので,してはいけないことは十分にわかりますよね。
中でも強盗は法定刑が多く,極めて重罪だと考えられています。
強盗の法定刑は「五年以上の有期懲役(刑法236条)」です。
選択刑が懲役しかありませんし,下限が5年なので,絶対に執行猶予が付きません。
また,強盗の際に人を傷つけてしまった場合(強盗傷害),法定刑は無期又は6年以上の懲役になり,無期懲役の可能性も出てきます(刑法240条)。
更に,強盗の際に人を殺めてしまった場合などは,無期懲役か死刑しか選択刑がありません(同条)。
殺人の法定刑が「死刑又は無期若しくは五年以上の懲役」なの(刑法199条)と比べてもとても重いことがわかります。
入口はSNSと簡単なものかもしれませんが,バイト,と思っていたものの代償はかなり大きくついてしまうことになります。
報道によれば,実際の実行役のバイト代は,1件15,000円であったようです。
くれぐれも,このような目先の利益に釣られることなく,自らを危険に曝さないよう気をつけていただきたいと思います。
何かやばいな,とか,何かおかしい,と思ったら,まずは誰かに相談してください。
それは弁護士でなくとも,友人でも知人でも,学校の先生でも家族でもいいと思います。
たまにはいいことあるかもしれません

落ちがついたようで
それでは
宮本
こんばんは
弁護士の宮本です。
今日は予告通りダイバーシティ&インクルージョンのシンポジウムについてご報告いたします。
先日(1月26日)に日弁連2階クレオで,シンポジウムが開催されました。
もともとは12月に予定されていたものだったのですが,【禁則事項】で延期されたところです。
基調講演はMS&ADの取締役会長である柄澤康喜氏と戸板女子短期大学客員教授の菊池桃子氏が行いました。
このイベントは日弁連としてダイバーシティ&インクルージョンに取り組むキックオフイベント的なものでして,会員に「D&Iとはこんなものだ」ということを周知する意味もありました。
柄澤氏からは多様性が組織に与えるポジティブな影響と,そのような影響を生じさせる組織づくりについてお話をいただきました。
単に多様であるだけではなく,それぞれが他を認め尊重し合う組織の強さや,実際の取組みについてもご紹介頂いたところです。
また,菊池氏からは,自らの経験から得た気付きと,社会での問題点,目指すべき解決策についてお話をいただきました。
これまでテレビでしか拝見していませんでしたが,すみません。シンポジウムでのお話は完全に客員教授としての立場でお話されてました。
お見逸れしました。
この分野は当会会長の肝いりでして,今後も活動の場を広げていくのだと思います。
まだまだ学ぶべきものは多いですが,できるところから始めていきたいと思った次第です
うぐぅ
宮本
こんばんは。
弁護士の宮本です。
本日(というか日付的には昨日ですが)日弁連の「ダイバーシティ&インクルージョンの最前線に学ぶ」というシンポジウムに参加してまいりました。
一応,というか,このシンポの主催者側の委員会に所属しておりますので,内容は準備段階から存じておりました。
また、非常に興味深く聞かせていただきました。

尺を稼ぐのに,シンポの内容については次回以降の記事に譲るとして,最近横文字多いよね,というのが本記事の目的です。
我々弁護士はいみじくも言葉を使う職業なので,言葉をどう使うのかには気を使っております。
そんな中でダイバーシティ&インクルージョンですよ
「Diversity」と「Inclusion」ですから,日本語では「多様性」と「包摂」です。
多様性と包摂の最前線だと,「?」という感じはしますかね。
横文字を使うのは,なんとなく概念的なものがあって,それに相当する日本語では何となくその概念的な何かを伝えきれないときなのではないか,と思います。
例えば,家で飼っている動物のことを,「ペット」と呼ぶことはあっても,それに相当する日本語である「家畜」で言い換えると,少し伝わり方が違いますよね。
その意味で,「ダイバーシティ&インクルージョン」はそのままでいい気がします。
何となく先進的なことをしている気がしますしね。
という話をしていたら,今日は「ダイバーシティ&エクイティ(equity)&インクルージョン」なんてお話も出てきて,ますます混乱するばかりです。
あと今日,帰りにすこしやらかしました。
反省します。
それでは
宮本
こんばんは
弁護士の宮本です。
今日は本当に寒いですね。
何の因果か、今日は裁判所勤務がお休みになりまして(単に事件がなかっただけでそれ以上の意味は無いです)、事務所で事務仕事をしておりました。
昨夜から雪が降っておりまして、現在は小康状態ですが道には雪がかなり積もっており、移動は大変そうです。
こんな日は大人しく家に帰るに限ります。

雪の夜は街の音を雪が吸い込んでくれるようで、静かで何とはなしに物思いに耽ってみたりしたくなります。
ただ、まだまだ寒波の影響はあるようですので、早く影響が解消されるよう、祈るばかりです。
明日は少し長距離移動なので、今日は早めに帰って休みたいと思います。
それでは
宮本
こんにちは
弁護士の宮本です。
昨日、熊本地裁で優生保護法下で行われた強制不妊手術について、国の責任を認めた地裁判決がありました。
詳しくは以下のニュースなどをごらんください
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230123/k10013957841000.html
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判決の要旨につては弁護団が声明を出していますので、こちらを参照いただきたいと思うのですが、地裁判決は、①被害の甚大性、②国の重大な帰責性、③権利行使の困難性、④憲法の最高法規性を理由にして、除斥期間(一定の期間を過ぎると権利主張ができなくなること)を適用することは、著しく正義公平の理念に反するとし、除斥期間の主張を制限しました。
判決文では「憲法に違反する優生条項に基づき重大な人権侵害を受けた被害者の救済よりも法的安定性の確保をあえて優先させることを許容するものではな」いと言及したことも非常に大きな進歩なのだと思います。
本件は仙台から訴訟が始まり、全国的に運動が広がっていったものです。
現在仙台の訴訟も控訴審に係属していますが、熊本地裁の判決が一つのきっかけとなり、被害者の救済が進むことを切に望んでいます。
それでは
宮本
こんばんは
弁護士の宮本です。
我々は司法試験に合格しますと,1年程度司法修習という研修を行います。
研修では裁判所や検察庁だけではなく,弁護士事務所に所属し,研修を行います。
私ももれなく研修を行ったのですが,弁護士業務を行ううち,指導をすることもあります。
指導できる立場にあるかどうかは別として,できるだけ色々経験できるように頑張っております。
なんでこんな事書いているか,というと,指導した修習生といったみずさわ屋に今日行ったからです。
変わらず美味いですが,いつも混んでますよね。
メンマは絶品です

それでは
宮本
こんばんは
弁護士の宮本です。
先日,福岡でストーカー被害があったとの報道がありました。
https://news.yahoo.co.jp/articles/fc96ff15df4badce2ea01fee2ad7618c314e824d
みなさんもご存知のとおり,ストーカー規制法は「桶川ストーカー殺人事件」という事件を契機に立法され,その後実際の事件で問題となった点を克服するように改正を繰り返してきた法律です。
近いところですと,GPSでの位置情報取得行為を規制対象にしています。
上記事件も事件前から被害者はストーカー被害を警察にしていたようであり,警察も警告や禁止命令を行っていたようです。
事件自体は非常に痛ましいものですが,現状のストーカー規制法上の対応としては,間違ったもしくは不十分な対応だったとは思えません。
少なくとも,現状では,ストーカー被害に遭った場合,「被害者が逃げる」という選択肢しかないからです。
本件ではあまり詳細はわからないのですが被害者は「逃げる」という選択肢を取ることができませんでした。
そうすると,自宅がわかる,職場がわかる,と言う状態で,警察も100%守りきれなかったのだと思います。
では規制を強くすればよいか
例えばストーカー加害者にGPSを装着させ,居場所を把握すべきだ,という意見もあります。
アメリカのミーガン法ですね。
ただ,誰かの権利を規制することは,それなりの理由がなければならず,被害が顕在化していない時期に,そのような強硬な手段を撮ってよいのか,という点は,賛否両論あるのだと思います。
我々弁護士も,被害者の代理人になることもあれば,加害者の弁護人になることもありますのでね。
痛ましい事件が起きるたび,難しい現実に向き合っているのだな,といつも痛感させられます。
タイトルですが,続くのがmeならGreenday,you(U)ならアリアナ・グランデの曲ですね
どちらも好きな曲です。
それでは
宮本
こんばんは
弁護士の宮本です。
すこし前のエントリで書いたかもしれませんが,当会では仙台市各区で行われる区民まつりにブースを出しております。
昨年(2022年)も青葉区と若林区の区民まつりに参加しまして,簡単な法律相談やグッズ頒布を行いました。
昨年は日弁連マスコットキャラクターのジャフバのきぐるみも参加しております。

少し逆光で見えにくいですね(笑)すみません。
今年も参加したいと思い,今は当会のオリジナルグッズを作成しようかと委員会で検討しています。
クリアファイルやボールペンなどはまあ定番ですよね。
昨年の区民まつりではトートバッグが飛ぶように配布されていましたので,トートバッグなんかもいいな,と思いつつ。
なお私の一押しはウェットティッシュです
汚れも悩みも拭い去るってんで
お後がよろしいようで
それでは
宮本
こんばんは
弁護士の宮本です。
今日はもう15日になってしまいました(日付を跨いだので16日ですが…)が,1月14日といえば仙台民には「どんと祭」の日です。
仙台では,様々なところで正月飾りをお焚き上げするどんと祭が開催されます。
私は毎年大崎八幡宮に行って正月飾りと前の年に頂いた御札を納めてくるのですが,今年もお参りしてきました。

以前のエントリでもお参りの話はしたのですが,今年は例年に比べて暖かかったですね。
裸参りも例年よりはやりやすかったのではないでしょうか
私も以前に裸参りに参加したことがあったのですが,身を切るような寒さの中,身体を温める事ができる唯一の方策が「鐘を振る」だけの苦行に,体の芯から冷えたのが忘れられません。
お風呂に入りながら震えたのはいい思い出です。
御神火に当たりながら,今年も恙無く1年を過ごせるように祈ってきました。
おみくじを引いたら大吉だったので,良いおみくじは信じて過ごすようにしたいと思います。
皆様にも平穏な日々がありますよう,法律家としてお手伝いできればと思います。
それでは
宮本
こんばんは
弁護士の宮本です。
いろいろなところでIT化が進んでおりまして,民事裁判もその一つです。
以前も書きましたが,今民事裁判はIT化のフェーズ1ということで,双方に弁護士がついている事件についてはオンラインで期日に参加することが進められています。
今後,フェーズ2,3と進むのですが,その先取りとして今月(2023年1月)から,仙台地裁では「民事裁判書類電子提出システム」の利用が始まることとなってます。略称は「mints(ミンツ)」です。何やら涼しげです。
このシステムは,今まで裁判所に提出していた主張に関する書面や証拠を,オンラインで提出できるようにするものです。
これまで書面や証拠は裁判所に書面を提出するか,FAXで送信していました。FAXですよ,FAX。マーティーにも馬鹿にされますよ。
オンラインで提出できることで,解像度を保ったまま証拠の確認ができるようになりますし,提出はオンラインで提出の確認ができるようになりました。
現在のところ,利用できるのは訴訟代理人として弁護士がついている事件のみで,かつ,相手方代理人も利用に同意した場合に限られています。利用範囲はまだまだ限定的ですが,今後は拡大される予定になるでしょうね。
今後その他の点も含めてIT化は進むでしょうし,我々弁護士もこのような時代の変化に合わせていかないといけないのだと思います。
今,弁護士会業務のIT化も進めているところで,いろいろな知見が必要になるなぁ,と思う次第です。
Enterキーを押すときは「よろしくお願いします!」と言いながら押そうと思います。
それでは
宮本