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Life goes on

こんばんは。
弁護士の宮本です。

毎年仙台では,12月に定禅寺通の木々にイルミネーションが飾られる「光のページェント」が開催れています。
ただ,今年はコロナ禍で様々なイベントが中止になっていますので,光のページェントのページェントも中止になるのではないか,と思っていました。
しかし,光のページェントについては,規模を縮小して実施されるようですね。
先日,飾り付けがされていました。

私の住む仙台では,青葉まつりも,国際ハーフマラソンも,七夕もジャズフェスも皆中止だっただけに,少し明るいニュースです(ページェントだけに)。

しかし,この記事を書くまで「ページェント」が何なのか,全く疑問に思ってきませんでした。Wikiによると「ページェント」は「pageant」という英語で,野外劇って意味なんですね。
また,仙台のページェントは,七夕の星にかけているので,英語で記載すると「SENDAI Pageant of Starlight」とStarが入るのだそうです(新潟のページェントは「Pageant of Lights」というらしいです。)。

新しい生活様式にせよ,なんにせよ,日々は続いていくのでしょうね。
ページェントだけに(2回目),光多かれと思って止みません。

それでは
宮本

 

かすかに光る黒いダーティーブーツ

こんばんは。
弁護士の宮本です。

さて,本日(日付変更前ですので厳密には前日ですね),最高裁の大法廷で判例変更がありました。
具体的には,地方議会で行われた議決について,司法審査の対象外とした判例(最大判昭和35年10月19日)を変更し,これが司法審査の対象になるものとしました。
判決文はすでに公開されていますので,興味のある方はこちらをご参照ください。

これまではいわば部分社会の法理として,特定の団体内部の判断については,司法審査が及ばない,という理解が一般でした。
無論,これまでの判断でも,純粋な団体内部の判断には司法審査は及ばないものの,それが社会生活に影響がある場合には,その点について司法審査が及ぶ,というスタンスでした。
これは,一定の団体においては,その自律が尊重されるのであり,自律のための判断について,司法が判断すべきではない,といういわば価値判断によるものと思います。

この判断枠組みの大元は変わっていないのかもしれませんが,本件では「出席停止の懲罰の性質や議員活動に対する制約の程度に照らすと,これが議員の権利行使の一時的制限にすぎないものとして,その適否が専ら議会の自主的,自律的な解決に委ねられるべきであるということはできない」ものとして,「出席停止の懲罰は,議会の自律的な権能に基づいてされたものとし
て,議会に一定の裁量が認められるべきであるものの,裁判所は,常にその適否を判断することができるというべきである」としています。
判例については,今後の評釈が待たれるところですが,行政法の教授である宇賀先生の補足意見で,一方で議員の活動が市民の付託を受けたものであることから,その制限については謙抑的に考えるべきであるとしながら,これを司法審査の対象としても,「裁量権の行使が違法になるのは,それが逸脱又は濫用に当たる場合に限られる」から,議会の自律を害することはない,としているバランス感覚が一番しっくり来ました。

私達にとって,最高裁の判例は非常に重要なものであり,ある意味金科玉条のように捉えてしまう可能性も否定できません。

しかし,そこに疑問を感じ,変える必要性を訴え,裁判で主張し,結果としてこれを最高裁に認めさせるということは,容易なことではありません。
弁護団の先生方は概ね存じ上げている先生なのですが,今回の判決獲得に要したであろう,準備やその熱意には,ただただ頭が下がる思いです。

判決に記載される(おそらく)名前の順であろう上告代理人の筆頭が,今年1月に亡くなられた阿部長先生なのもなにかの縁なのだろうな,と思ったりもしました。

自分も斯く有りたいと思う次第です。

それでは
宮本

 

Northern Dancer

こんばんは。
弁護士の宮本です。

本日は久しぶりに新幹線に乗りました。

コロナウイルス感染症の感染が拡大する前に乗ったっきりですので,10か月ぶり位でしょうか。
しかし車内の乗客はまばらでしたし,私も終始マスクをして乗っておりました。
本当に,平常に戻るのはいつになるのでしょうね。いや,もはや戻らないのかもしれません。

今年もあと1か月ちょいですが,少しでも明るい話題があるとよいな,と思います。

それでは。
宮本

うざったいんだジーガール

こんばんは。
弁護士の宮本です。

またまた少し更新をサボってしまいました。
反省しきりです。

なんだかんだで10月も今週いっぱいです。
そうすると,今年も後2か月ですね。

時が速く過ぎると感じるのは年を取ったからでしょうか。
2020年もあっという間に過ぎていきそうです。

今年の漢字は「禍」でしょうかね。
なんだか取り留めのないエントリですが,なんにせよ更新することが大事だということで。

それでは。

宮本

Pass me the potato chips

こんばんは。
弁護士の宮本です。

まもなく9月も終わりで,今年も残すところあと3か月ですね。
秋は様々食べ物が美味しくなる季節ですが,寒くなっていくのが寂しくもあります。

昨年から民事調停官を勤めておりまして,10月からは2年目に突入します。
これも様々な事件を担当させていただき,この年ではありますが,非常に新鮮な気持ちで職務に当たることができております。

調停委員の皆さんとお話することも増えましたが,本当,人生の先達というのは凄いなぁ,と毎度感じております。
それぞれ皆さん,その道のスペシャリストであり,人生経験を豊かに積まれた方で。
自分は人より法律を,ほんの少しだけ知っているだけですが,やはりそれだけでは紛争を解決するのには全くもって足りない,と思うのです。

1年調停官をやって思ったのは,まだまだ精進が足りないな,ということですね。
いやはや,がんばります。

いつか背中で語れる様になりたいものです,と堅揚げポテトを食べながら思うわけです。

それでは。
宮本

こよひ逢ふ人みなうつくしき

こんばんは。
弁護士の宮本です。

世間では4連休ですね。シルバーウィークとは最近言わなくなったのでしょうか。プレミアムフライデーとかも言わんですよね。
今日は少し仕事がありましたので、事務所に執務をしておりました。

昼間は暑かったのですが、夕方になると吹く風が冷たく感じ、夜には半袖では寒いくらいです。
こういう時に、「秋の気配を感じる」と言うのでしょう。

このように季節を感じるようになったのは、やはり少し年を取ってからですよね。
今まで季節を過ごしてきた中で、春とは、夏とは、秋とは、そして冬とは、ということを覚えていて、その風情を感じるようになることが、季節を知ることになるのでしょう。

最近法律の話が少なくて恐縮です。

それでは

宮本

好奇心は止まらない

こんばんは。
弁護士の宮本です。

故あって来月,ハラスメントに関する講演を引き受けることとなりました。
参加人数20人と書いてあったので安心したのですが,Webでの視聴300人とか記載してあり,今から戦々恐々としています。

今年,ハラスメントに関する法制度について改正がありました。
特にパワハラについては労働施策総合推進法が改正され,パワハラ対策の強化を,企業に求めています。
今年の6月から対象になるのはいわゆる大企業のみですが,段階的に中小企業にも対象になっていきます。

ハラスメントは,被害者に対する影響も非常に大きいのですが,企業の生産効率を下げ,職場内の士気を下げるという点では,企業に対しても大きなリスクである,ということはかなり共通認識になっているのだと思います。
そこで,ハラスメントを抑止する,ということは,労働者だけにとどまらず,使用者側にとっても重要性は増しているのだと思います。

以前も記載しましたが,我々の取り扱う分野は,法改正によるアップデートがあり,知識を常に更新していかなければならないところでもあります。
あゆみを止めると死んでしまうとか,サメの類いでしょうかね。
いやはや,置いていかれないようにするだけでも大変です。

 

それでは
宮本

Somebody’s pain

こんばんは。
弁護士の宮本です。

さて,今日は気になったニュースです。

ある航空機に搭乗された方が,マスクをしないことでトラブルに発展し,最終的に航空機を降ろされる事態に発展したようです。
ネットでは,「マスクをしないことは周りの迷惑になる」「マスクをしないことには理由があるのに,それを理由にするのはおかしい」,「マスクをすることは義務ではない」など,様々な意見があるようです。もっとも,意見の多くはマスクをしない搭乗者を非難する内容のようですが(無論私も一部しか見ていませんので,以上はあくまで私の感想です。)。

さて,翻って法律的に見てみると,今回の航空会社側の対応は,法律に基づくものです。
まず,航空法73条の3は「航空機内にある者は、当該航空機の安全を害し、当該航空機内にあるその者以外の者若しくは財産に危害を及ぼし、当該航空機内の秩序を乱し、又は当該航空機内の規律に違反する行為(以下「安全阻害行為等」という。)をしてはならない。」と定めています。
「航空機内にある者」は,機長さん,CAさんに限らず,搭乗する乗客も含みます。
つまり,航空機内にいる人は,航空機内の規律に違反する行為(=安全阻害行為等)をしてはならない,ということですね。運行中の航空機内での安全阻害行為は,自分のみならず,他者の安全をも脅かしますからね。ある意味当然です。

次に,航空法73条の4第5項は「機長は、航空機内にある者が、安全阻害行為等のうち、乗降口又は非常口の扉の開閉装置を正当な理由なく操作する行為、便所において喫煙する行為、航空機に乗り組んでその職務を行う者の職務の執行を妨げる行為その他の行為であつて、当該航空機の安全の保持、当該航空機内にあるその者以外の者若しくは財産の保護又は当該航空機内の秩序若しくは規律の維持のために特に禁止すべき行為として国土交通省令で定めるものをしたときは、その者に対し、国土交通省令で定めるところにより、当該行為を反復し、又は継続してはならない旨の命令をすることができる」としています。
この法文は,安全阻害行為をやめるように,命令ができるということを定めています。また,「航空機に乗り組んでその職務を行う者」とはいわゆるCAさんですね。
そこで記載されている「安全阻害行為」は国土交通省令で定める,としているので,今度は航空法施行規則を参照します。
航空法施行規則164条の16第3号は「航空機に乗り組んでその職務を行う者の職務の執行を妨げる行為であつて、当該航空機の安全の保持、当該航空機内にあるその者以外の者若しくは財産の保護又は当該航空機内の秩序若しくは規律の維持に支障を及ぼすおそれのあるもの」を安全阻害行為として定めていて,おそらく今回はこの行為に該当するものとされたのだと思います(思います,と記載したのは,厳密な事実認定がされているわけではなく,ネットニュースなどで見聞きした事実を前提にすると,という意味です。)。

その上で,再度航空法に戻り,航空法73条の4第1項は「機長は、航空機内にある者が、離陸のため当該航空機のすべての乗降口が閉ざされた時から着陸の後降機のためこれらの乗降口のうちいずれかが開かれる時までに、安全阻害行為等をし、又はしようとしていると信ずるに足りる相当な理由があるときは、当該航空機の安全の保持、当該航空機内にあるその者以外の者若しくは財産の保護又は当該航空機内の秩序若しくは規律の維持のために必要な限度で、その者に対し拘束その他安全阻害行為等を抑止するための措置(第五項の規定による命令を除く。)をとり、又はその者を降機させることができる」としています。
簡単そうに見えて,結構条文行ったり来たりしてますね,

以上のことから見ると,本件の肝はマスクとかはさしたる問題ではなく,単純に,「航空機に乗り組んでその職務を行う者」の職務を妨げる行為をしたかどうかなのだと思います(思いますについては先程と同じです。)。

これが,マスクではなく,「ギターを弾くと落ち着くから離発着時にギターを弾かせろ」→「だめです」→「嫌だ」→「降りなさい」であれば,それほど(いや,それでも面白いニュースにはなるかもしれませんが)ニュースにはならないのでしょう。
今,皆が感染拡大に気を使っていて,その中で感染拡大防止のために使われているマスクですので,気になるという側面もあるのだと思います。
ただ,根っこは,ただ単純に,航空機に乗り組んでその職務を行う者の指示に従わず,当該航空機内の秩序を乱したり,規律に違反した,ということなのだと思います。
その意味で,特段主義思想が入るものではないし,報道されている事実が真実ならば,当該乗客は秩序を乱したものとして,降機もやむを得ないのでしょうね。

とりあえず,同乗された方は,搭乗中生きた心地がしなかったでしょうから,その方々にはお見舞い申し上げる次第です。
他人の痛みにも敏感でありたいものです。

Get Wild。
それでは。

 

宮本

 

虹がかかる空には雨が降ってたんだ

こんばんは。

弁護士の宮本です。

今日の投稿は,法律の話でも,判例の話でもなんでもないです。

なんだか家の給湯器が壊れたようで,水漏れが酷いので,水の元栓を閉めざるを得ない状況になってしまいました。

ここぞとばかりに,なんとかアンに電話してみたのですが,24時間早く行く,というのは,うん…そうなったら良いね,という感じなんでしょうか。

水は命の源,という言葉に思いを致す次第です。

そんなこんなで震災の時を思い出します。あの時も夜の空は綺麗でした。

台風が近づいているようで,何事もないことを祈ります。

それでは

 

宮本

立てよド三流

こんばんは。
弁護士の宮本です。

コロナウイルス感染症の拡大も大きな山を超えたと思われ(とはいえ,まだまだ予断は許しませんが。),裁判手続も通常営業に戻りつつあります。
この間,裁判所もかなり当事者に配慮しており,Web会議や電話会議を積極的に活用しております。

最近,賃料の減額を求める事案が増えているような気がします。
賃料の増減額は,借地借家法31条(これは借家の方ですが)に定められておりますが,今回のコロナウイルス感染症による収入減が,「その他の経済事情の変動により、又は近傍同種の建物の借賃に比較して不相当となった」と言えるかどうかは非常に難しい問題ですね。

無論,経済事情の変動はあるのでしょうが,「近傍同種の建物の借賃」も無論下がることが予想されますので,その比較で不相当となるかは,必ずしもそうとは言えない気がします。
また,この影響がどの程度続くのかも分かりません。
賃料は固定費であり,これが減額となるのはキャッシュフローに大きな影響を与えるのはそのとおりなのですが,貸している大家も影響を受けているのであり,簡単に減額すれば良い,というものでもない気がします。

できるだけ早めに収まるといいのですが。

とりま,タイトルはいつか準備書面で使いたいフレーズです。「降りて来いよド三流」でも良いのですが。

 

それでは
宮本