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まじめなはなし

こんばんは。弁護士の宮本です。

日付的には昨日,私も末席にいる旧優生保護法弁護団で,宮城で2例目となる訴訟の提起を行いました。

かなり報道もされましたので,ご存知の方も多いのではないでしょうか。

今回の請求内容も,国の立法不作為を問題とする国家賠償請求です。

今後,来週21日にはホットラインを行い,まだ声を上げられずにいる方の相談を受け付けるとともに,今月末には全国で弁護団を結成する予定です。

事務局の先生は非常にお忙しそうですが,もっと機運が高まっていけばいいな,と思います。

今日は少し真面目な話でした。

それでは。

宮本

 

特例とは

こんばんは。

弁護士の宮本です。

私の住む宮城県には,2011年に起きた東日本大震災とそれに伴う津波で非常に大きな被害を受けた地域があります。

宮城県に限らず,岩手,福島をはじめとした多くの地域で,震災は爪痕を残しています。

この被害に対応するため,特に法的な支援に関して制定されたのが,「東日本大震災の被災者に対する援助のための日本司法支援センターの業務の特例に関する法律」,いわゆる「震災特例法」です。

この震災特例法,2012年3月に施行され,当初は3年に限ったものでした。

もっとも,その後の復興状況などにあわせ,まだまだ支援の必要あり,ということで期限である2015年にもう3年間延長され,期限が2018年3月までに期限が延長されています。

つまり,今月,あと2日で期限が切れます。

しかし聞くところによると現在震災特例法の再延長が議論され,おとといまでに衆議院は通過しているようですね。

震災から7年が過ぎ,被災者に対する法的支援のニーズも変わりつつあると思います。

無論,まだまだ復興は道半ばであるとは思いますが,復興のステージに合わせて支援のあり方も変える必要がありますし,単にこれまでの支援を続ければ良いというものでもないと思います。

おそらく参議院も通過するでしょうし,震災に対する支援,という異論の出にくい問題であることからすれば,延長の可能性は極めて高いと思います(事実,2015年の延長も,3月31日のギリギリでした。)。

ただ,延長の議論がどの方向を向いてされているのか,もう少し立ち止まって考える必要があるのではないか,と思ってしまいました。

今日,国道45号線が旧志津川町で開通した,というニュースを見て,震災前の志津川の様子を思い出しながら思った次第です。

それでは。

樵談治要

こんばんは。

弁護士の宮本です。

弁護士の仕事って意外と皆さんに知られていないので,どのようなことが出来て,どのように相談すればいいかをお伝えするのは非常に重要なのではないか,と思っています。

広報活動について力をいれているのは,そのためです。

どんなに優れたものであっても,その事を知らなければ使うことも出来ません。

優れたものはどうかはさておき,皆さんが「こういう時には弁護士に相談すれば良いんだ」と思っていただけるようにしないといけないな,と思っています。

日弁連でも広報活動には取り組んでいまして,例えばDV被害については次のようなアニメーションを制作して,相談を促しています。

DVには保護命令を申し立てる,と言うのはわかりやすいのですが,なんとなく,それだけじゃないよな,と思ってしまいます。

DV被害者は,先ず身の安全を確保する,ということも重要ですが,住まいを確保する必要もありますし,生活費も手に入れなければなりません。

そうすると,保護命令で身の安全を確保したとしても,生活できるスペースや生活費がないと,結局は行き詰まってしまうことにもなりかねません。

ですので,相談にあたっては,できるだけ周辺のこと(シェルターのことや児童手当のこと,就労支援や公営住宅への入居などについて)もお話するようにしていますし,このような案内は欠くことのできないものだと思っています。

上記のアニメーションも,できれば弁護士はそういうことも考えているんだよ,ということも入れて欲しかったなぁ,と思う次第です。まぁ,時間に限りがあるので仕方ないかもしれませんが。

と,タイトルは一条兼良の本から取ってみました。

「相談しよう」と韻が踏めると思ってタイトルにしてみましたが,滑っている感じしかし無いですね。

それでは。

 

宮本

 

Matching

こんにちは。

弁護士の宮本です。

さて,昨日Yahooのトップを見たら,次のようなサイトが紹介されていました。

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https://paren2.jp/

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なんでも,離婚後の養育費の決裁や面会交流の調整なども行うサービスのようです。

離婚後(もちろん別居している場合には離婚前でも)に,継続的に養育費の支払いを確保することは非常に重要です。

また,相手方との折衝を減らし,精神的な安定を得る,ということも必要だと思っています。

ただ,③養育費の決済と,④面会交流のスケジューリングが一緒になっていると,どうしても対価性を利用者に与えてしまいかねないかな,と少し見てて思いました。

まぁ,利用条件を見ると,あまり揉めていない当事者間での利用を想定しているようなので,そこまで深刻な対立にならないのかもしれませんが。

気がついたところで少し書いて見たところです。

それでは

 

宮本

 

766

こんばんは。

弁護士の宮本です。

さて,一昨日,昨日とまたもや東京に出張でした。

以前にも書きましたとおり,色々なご縁がありまして,日弁連の委員会にも所属しています。

昨日は,この委員会が中心となって開催したシンポジウム「養育費の履行確保のため、今、取り組むべき課題―子どもの最善の利益のために」に参加してきました。

養育費は一般に「子の監護に要する費用」として,離婚後,お子さんと一緒に暮らしていない親(非監護親)が,お子さんと一緒に暮らしている親(監護親)に対して支払うものです。

夫婦の感情的対立がある場合,相手方に財産を渡したくない,と言う人も,お子さんのためならばということで支払う方もいるようです。

他方で,現在日本できっちりと養育費を支払っている人は,そんなに多くありません。

養育費を調停や訴訟で取り決めた(または取り決められた)場合には,相手方の給与を差し押さえたりすることも可能ですが,時間も費用もかかりますし,途中で断念してしまう方もいらっしゃるようです。また,連絡を絶ってしまい,そもそも強制執行がしづらい人もいます。

子の監護について法律は,「子の利益を最も優先して考慮しなければならない」としており,なによりお子さんのためにも養育費の履行確保は非常に重大な課題です。

諸外国では,いったん国が立て替えて監護親に養育費を支払い,国が非監護親から税金と同じように取り立てる制度もあるのですが,現状ではなかなか難しいのでしょうね。なにより,税金を使うとなると(例えば一旦国が立て替えるとしても,非監護親から回収できないリスクは国が負うことになります),賛同が得られないことも想定されます。

ただ,子に監護費用がかかることはそれこそ社会常識ですし,離婚は親と子の関係を切る手続ではないので,離婚によって子の監護に支障が出るのは全く外れたことだと思っています。

子は,将来の社会を支える人材であることは間違いありませんし,それを支える意識が少しずつでも出来ていけばいいなぁ,と思いました。

何にせよ,子が離婚の被害者にならない社会をつkければならないな,と思った次第です。

変にクサイ言い回しになりました。それでは。

宮本

JFBA

こんにちは。

弁護士の宮本です。

本日は先日ご紹介しました委員会活動で東京に行ってまいりました。

広報担当者の会議なのですが,なかなかに面白い会議でした。

いろいろな方法で弁護士会や弁護士の活動を広報する取り組みなどが紹介され,「あ,なるほどな。」と思った次第です。

広報にも知識が必要のようで,ここでもまだまだ知らないことが多いな,と。

写真は今度お目見えする日弁連のマスコットキャラクター「ジャフバ」のきぐるみです。

エアー型ということで,とても涼しげに聞こえますが,中はとても暑いようです。

見た目は涼しげ,ハートは熱くみたいな感じでしょうか。

いや余計なこと言いました。

それでは。

宮本

兎追いし

こんばんは。

弁護士の宮本です。

今日は法律の話です。

昨日,東京地裁で福島第一原発事故で避難を余儀なくされた方たちが,東京電力を相手に訴訟を起こした事件について,東京地裁で判決がありましたね。

これは福島の小高に住んでいた方たちの訴訟ですが,裁判では「生活基盤がある場所で安定的に生活する権利」が保護される利益かどうかが争われたようです。

昨日の判決では,生活基盤を形成し,人間関係を築きながら生活することを人格的利益として認めて,既払い分を超えた損害を認めています。

この源泉となっているのは憲法13条で,いわゆる幸福追求権の一内容ですね。

弁護団の弘中惇一郎団長は,「ふるさと喪失慰謝料」と表現していますが,生活基盤がある場所で安定的に生活する権利って,別にふるさとじゃなくても生じうるような気がします。

かく言う私も,地元を出てからかなりの時間が経っていますが,自宅のある仙台で居住できなくなれば,それは辛い思いをすると思うのです。

無論,実家に帰れない,となればそれは辛い思いをするでしょうし,実際にそうなっている福島の皆さんの心痛は察するにあまりあります。

震災から間もなく7年ですが,まだまだ終わらないものですね。

それでは。

Siamese Dream

こんばんは。弁護士の宮本です。

この所,本業が忙しく更新を怠っておりました。反省ひとしきりです。

今日は少し委員会活動についてお話しします。

弁護士は登録する際に必ず「弁護士会」に登録します。

弁護士会は,都道府県(+α)にある各単位会に登録することもそうですが,日本弁護士連合会に登録します。そうしないと業務ができません。

まず,私は仙台の弁護士会である「仙台弁護士会」に所属していますし,「東北弁護士会連合会」にも,もちろん「日本弁護士連合会」にも登録しています。

ちなみに,現在都道府県名を冠していない弁護士会(地方の会を「単位会」と言ったりします。)は,当会(仙台弁護士会)と金沢弁護士会のみです。ここ,テストに出ます。

そして,各弁護士会には「委員会」がありまして,単位会については概ね何かの委員会に入っています。

もちろん人によって委員会活動をするかどうかはバラバラなのですが,4つ5つの委員会には入っているのが通常だと思います。

また,単位会だけではなく東北弁護士会連合会にも委員会はありますし,日弁連にも委員会はあります。

「単位会」での委員会もあり,「東北」での委員会もあり,「日弁連」での委員会もある,というと,かなり委員会活動にも時間を割くこととなります。

かく言う私も,仙台弁護士会でも委員会活動があり,東北弁護士会連合会でも,日弁連でも委員会に所属しています。

これら委員会活動は本来の弁護士の業務に近いものもあればそうではないものもあります。

ただ,委員会活動は様々な人と交流し,それぞれの考えや活動を知る非常にいい機会でもあります。

自分の業務を離れ,色々な情報に接するのは楽しいですし,有益でもあると思っています。

ただ日弁連の委員会はほとんど東京で行うので,出張が増えるのが玉に瑕でしょうか。

最近はテレビ会議で委員会に参加することも可能ですので,以前より負担は少なくなりましたが。

とまれ,このような委員会活動を通じて,いろいろな情報を発信しておりますので、 少しでも皆様の元に届けば,と思う次第です。

タイトルはSMASHING PUMPKINSのアルバム名です。先日夢で収録曲であるTodayを演奏していたので,思いつきでタイトルにしてみました。悪しからず。

師走

こんばんわ。

弁護士の宮本です。

先日色々判例が出ておりますので,少しずつご紹介したいと思います。

本日は,近時結構話題になっている子の引渡しに関する判例です。

今回の事件は最三小判平成29年12月5日(事件番号平成29(許)17)です。最高裁のHPで紹介されていますので,興味のある方はぜひご覧ください

この事件ですが,内容としては「父が法律上監護権を有しない母に対し親権に基づく妨害排除請求として子の引渡しを求めることが権利の濫用に当たるとされた事例」というものです。

まず,母が子とともに父と別居,母と父が,子の親権者を父と定めて協議離婚,母が親権者変更の申し立て,その後に本件の子の引渡し仮処分命令申立てをしたもののようです。

ポイントとしては,本件は親権に基づく妨害排除請求権を被保全権利とし て,民事保全法上の保全をしているようなんですよね。

本来子の引渡しの仮処分をする場合には,家事事件手続法上の「子の監護に関する処分(別表第2の3)」を本案として,審判前の保全処分(家事事件手続法105条)をするのが通常な気がします。今回はそうではなく,親権に基づく妨害排除請求をするというのは,かなり突飛な印象がしますね。

実際の事件としても,「合理的な理由はうかがわれず…長男の引渡しを求めることは,権利の濫用に当たるというべきである。」として申立てが却下されてます。

他方で子の監護に関する処分として行った場合にはどうか,というのはあるでしょうが,この件「子の親権者を父と定めて離婚」というのが一番わからない気がします。なんとなくこれが紛争の種というか…

ここで,例えば何らかの条件(例えば本来可能な慰謝料請求や財産分与をしないことなど)を父側が飲んだことを条件に,親権者の指定などがされていた,という事情があれば,親権者の変更などについてはまた違った結論になるのでしょうね。

あくまで事例判断ですが,木内裁判官の補足意見が至極まっとうなことを言っていて,そりゃあそうだよね,と思った次第でした。

 

 

冬来たりなば

こんばんわ。

弁護士の宮本です。

毎度言っているようですが,更新をサボってしまいました。

この間色々な所に出かけていたので書くことはあったのですが,なかなか更新できずに今日まで来てしまいました。

今日の更新も完全に趣味の話です。はい。

先日,冬が来る前に,と思い立って秋保の二口渓谷から大東岳に登ってきました。

大東岳の登山口は,二口ビジターセンターからすぐのところです。

当日は午後から崩れる予想だったのですが,まぁ大丈夫だろうと裏コース登山→表コース下山で登ることにしました。

裏コースは樋の沢避難小屋まで何度も渡渉するルートです。

 

歩き始めてすぐに,カモシカにも会いましたIMG_2289

人に慣れているのか全然逃げません。

ここから沢沿いに6kmほど歩いて避難小屋まで向かいます。途中は風が強いくらいで天気も持ってくれて,軽快な山行でした。

写真は雨滝と言う場所のようです

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2時間弱で避難小屋に到着。少し休憩してここから一気登っていきます。

避難小屋を出てすぐくらいからかなりの積雪。アイゼンを持ってこなかったことが非常に悔やまれます。

しかも折り悪く徐々に天候が悪化。他に登山者はいないようで,雪の上のトレースもありません。

やむなく開けた部分を歩いていくのですが,どうやら歩きやすいのは野生動物も同じようで,熊と鹿と思われる足跡をたどることになりました。

なんとかかんとか道を見失わず,雪の積もった斜面に手こずりながら,3時間とちょっとで頂上に到着しました。

しかし天候の悪化も手伝って頂上の見晴らしは0。おまけに風が強く雪も打ち付けてきたので,そうそうに退散することとしました。

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帰りは表コース。1合目から9合目までマイルストーンがあって落ち着いて下ることが出来ました。

3合目のあたりで登山道をロストしたことを除けば。

少し遅めに登り始めたのですが,なんとか暗くなる前に下ることが出来ました。

あとで登山ガイドを見たら,「はじめての人は経験者に案内してもらうべき」と記載されたのをみて,少し戦慄しています。

ともかくも無事に下山できて良かったです。

冬山は準備しすぎるくらいがちょうどいい,ということでしょうか。

お後がよろしいようで。